電源が入らないジャンクなLUMIX GX1のボディを入手した。落下させたらしくボディに傷が入っていたが、それ以外の外観上の破損は無し。分解してみて電源周りをチェックすると、バッテリ端子根元のハンダ付けにクラックを発見。再ハンダ付けで見事に復活。落下の衝撃で応力が掛かったか?
そのまま使うのも良いけれど、何だかパッとしないな…と思っていたところに、キヤノンのEOS Mにベイブルーという新色追加のニュースが。こういうのも良いな、ということでリペイントを決意。
基本、あまり手間は掛けたくなかったので、簡単お手軽に。外装を外してステッカーやエンブレム、プラ部品など全て取り外す。
ペイントリムーバーに漬けて剥離作業を…とやってみると、これが意外としっかりした塗膜で一般的な物では剥がれない。フッ素系の焼き付けかエポキシの粉体塗装?とにかく面倒なので、この方法は中断。
脱脂をした後にあまり好きじゃ無いLUMIXロゴやLマークのエンブレム、傷跡をパテで埋めて平滑化する。気になる部分は600-800番程度のペーパーを当てて調整。
洗浄・脱脂してエアガンでホコリと水分を飛ばした後にヒートガンであぶって対象物を40-50度くらいに加熱。プライマーとサフェーサーを吹いて下地を作る。日向である程度乾燥させたら、オーブンで焼いて仕上げ。その後、1000番程度のペーパーを当てて仕上げる。ここまでで1日。
お手軽塗装なので、今回はガンを使わずに市販のアクリル系スプレーを使う。写真を良く見ると、パテが痩せてしまってロゴの埋め込みが上手くいっていない。実はこの後、やりなおした。
塗れたらしっかり乾燥させて(コレ重要)から、オーブンで焼き付け。塗膜に問題無いことを確認したら、余計な部分をヤスリで削りパーツを組み込んで完成。今回は塗料の粘度がやや高く、塗膜が厚めになってしまったが、それもまた良いかな?と思う。気に入らなかったらまた塗り直せば良いし。スムーズにやれば2-3日で仕上げられる。あとやるとしたら、グリップを木で削り出すとこれまた雰囲気出そう。
同じGX-1所有者です。自分で落下させてしまい電源が入らなくなってしまいました。
しもけんさんは、見事復活させることができたとのことですが、その部分の詳細を教えてもらえないでしょうか。
私もぜひ、復活させたいので、分解方法と、どこをどうすればよいか、可能な限り詳細をご教示いただけると助かります。
何卒よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
基本的な分解方法ですが、特に細かい事は無くて、見える部分のネジを注意して外していくだけです。どのネジがどこの個所に付いていたかメモを取りながら作業すると良いでしょう。唯一ホットシューのカバーの裏にネジが隠れているので注意してください。カバーはピンセットなどで外せます。強い衝撃が加わったのであれば、構造部品を観察して何処に負荷が掛かるのかを観察することで原因は見えてきます。具体的な場所はブログに書いたとおりで、分解とチェックさえできれば分かる場所です。
私は電子機器関連の技術者でもあるので作業自体も馴れていますし、回路的な部分もシンプルな部分であればチェックできます。特殊工具や測定器も所有しているので大半は何とかなります。
同業または、それに近い知識や技術をお持ちの方ならばより具体的な情報提供ができるかもしれません。逆に言えば、あまりそういったご経験が無ければ作業自体は大変難しい可能性もあります。当方もサポートは行っていませんので、作業される際は自己責任でトライされるか、メーカーへ修理に出されるかが良いと思います。ご期待に添えなくて申し訳ないです。
すごいですねぇ
ピンバック: マイクロフォーサーズを引っぱり出す | ShimoKen Works