
最近「SDR(Software Defined Radio:ソフトウェア無線)」が面白いです。ラジオや航空無線、果ては気象衛星まで、空中を飛び交う様々な電波が容易に受信できるというものです。以前はそれぞれに専用機が必要でしたが、今はちょっとしたUSBドングルとPC本体があれが十分。Raspberry Pi程度でも十分です。そんな訳で以前に購入して使い道がなくて放置されていたClockworkPiのuConsoleで環境を作ったところ、想像以上にSDRとの相性が良くて遊んでいる次第です。
uConsoleにSDR++とGprxというメジャーどころのソフトウェア2種をインストールしました。Gqrxはとにかく軽くて安定してるのが魅力。UIもわかりやすく、FMラジオや航空無線を聞くのにぴったりです。Raspberry Piにインストールして、サクッと受信できるのが良いところです。SDR++は、SDRソフトの定番と言える存在です。電波のスペクトラム表示がきれいで、信号の動きがリアルタイムでわかるのが楽しい。やや重たいので現在のRaspberry Pi CM4だとちょっと負荷を感じる場面もありますが、そこそこスムーズに動きます。
自分の周囲を飛び交っている電波を可視化して再生するという行為が、怪しくて面白く、九州の田舎に住んでいた頃、ラジオをいじくり回してノイズの中に僅かに聞こえる海外の放送を聞いていた頃を思い出しました。
