カメラをいじるのも楽しいが、撮影もせねばということで35mm F1.4を装着。初めてのカメラの場合は、あれこれ悩まず単焦点を選択する。それも今回はX-E1のキットレンズであるXF18-55mm F2.8 R LM OISの他に、XF35mm F1.4 Rも一緒に貸し出してもらえたから。単焦点大好きなのだ。感謝。で、このレンズは35mm換算で約52mmといわゆる標準レンズ。個人的には50mmは苦手。しかし、贅沢は言ってられない。明るい大口径レンズだし。
前評判通り、このレンズはなかなかシャープ。ローパスフィルターレスというのもあるけれど、撮影当日のジメッとした空気感まで撮れている。それでいながら撮りたい部分はシャープに切り取るというか。開放なので極端な感じだが破綻もしていない。周辺の変な”にじみ”もないので全体的にナチュラル感もしっかり表現できている。
被写体の質感もなかなかのもの。それぞれの石の触った感触まで解りそう。確かにこのレンズは良い。手持ちのM4/3ボディで使ってみたい。
さて、昨今のデジタルカメラのレンズには絞り環がないものが多い。マニュアル撮影でもカメラ側のボタンやダイヤルで操作するからだ。ところがこのレンズには絞り環がある。絞り優先での操作時にはその絞り環を操作するのだが、フルマニュアルカメラの経験があるとこの操作は直感的で嬉しいもの。これだけで撮影がぐんと楽しくなる。
17032-1888-291442
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