モノフェローズから富士フイルム株式会社のデジタルカメラ「X-E1」を発売日と同時にお借りしたので、早速使っている。
既に販売している同社オリジナルマウントのレンズ交換式デジタルカメラ「X-Pro1」に続く、第2弾モデルとして登場したX-E1。センサーや画像処理エンジン等の基本的な部分はX-Pro1と同一としながら、ファインダーをEVFとしているのが大きな違い。よって、光学的なファインダーが無くなったため外観も昨今のミラーレス機のようにシンプルになっているのが違うところ。また、ユーザー層の違いを想定し、X-E1にはフラッシュが搭載されている。
とはいえ”ちょっと古い感じ”のレンジファインダーカメラ的なデザインは健在で、オモチャっぽさは皆無だ。それは実際に手にしても同じ。ボディ重量が約350gとそんなに重くは無いが、持った時のひんやりとした塊感が心地よい。またダイヤルやスイッチ類も作り込むことで道具としての質感を高めつつ、触って楽しむ要素もたっぷり。
価格も店頭販売価格でボディは10万円を切っているのでX-Pro1が高嶺の花と思っていたユーザーにとっては魅力的なモデルと思う。ちなみにボディサイズもX-Pro1よりひとまわり小さくなって取り回しも良くなっている。
レンズはキットレンズとしてXマウント初のズームレンズ「XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS」が加わっているが、F2.8から始まっているところは他のキットレンズには無いこだわりが垣間見える。
デジタルカメラはフィルムのように失敗や残量を気にせず撮れるメリットがあるが、このX-E1にはフィルム時代の様に無駄に乱写せず、写真と撮影をジックリとゆっくり楽しむというスタイルが似合いそう。と、いう訳でノンビリ撮影しながらこのカメラでの撮影を楽しんでみたいと思う。
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