外観と作り込みは別

外観と作り込みは別

Nikon Coolpix S600

週刊アスキー編集部へ用件があって立ち寄ったのだが、ASUSのEeePC S101(写真左側)があったのでジックリとイジりまわした。先日のイベント時はそんなに触る時間もなかったので、ただ薄いなー、塗装が凝っているなーって程度だったけど、今回は色々とチェック。

まずはその薄さ。写真では解りづらいけど、自分のmsi Windの本体分の厚みしかない。キートップと同じくらいの高さ。それくらい薄いのだ。並べてみてビックリだった。薄い割にはキーボードのストロークもあってそんなに悪くない。

Nikon Coolpix S600

質感に関してだけどメーカーが自慢しているとおり、トップカバーの塗装は確かに美しい。指紋や汚れは目立つけど。でも、それ以外の部分をよく観察すると、コストをギリギリまで削った痕跡が各所に見られる。最も目立つのが液晶ディスプレイ側のパネルや、筐体周囲のメッキ。筐体のひねり強度。

パネルは薄くしすぎたためか材料のヒケが全体にあって、光があたると波打っているのが酷い。マイクの穴の周囲とか悲しいくらい。メッキもそんなに良いメッキでは無いようで、やたらと光るが材料が悪いのかメッキ厚や光沢感にムラがあった。これだと初代EeePCのクリックスイッチの様にメッキの薄いところや角から剥がれる可能性が高い。

筐体の剛性感も乏しく、ねじるとギシギシと音を立ててねじれる。ある程度のねじれは必要だけど、ここまで柔らかいと、ちょっと…と思う。

Nikon Coolpix S600

ヒンジ部分にスワロフスキー・クリスタルガラスを仕込む予算があるならば、筐体成形にもうちょっと予算を入れて欲しいなと思う。ASUSはEeePCの成功からか短期間にちょっと頑張りすぎの傾向があるなぁ。

我がmsi Windはひいき目に見なくても大きくて重いが、成形はしっかりしているし道具としてのガッチリ感もある。つー訳で納得している自分であった。

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