平面磁界型ドライバイヤホンの衝撃

平面磁界型ドライバイヤホンの衝撃ifi microiDSD Signature with KZ PR1 Pro
気が付けばもう4月です。
毎日が忙しくて、あっと言う間に日々が過ぎていきます。

そんななか最近淘宝やAliExpressでの買い物でよく買っているのがKZ製のイヤホンです。KZと言うと安価な中華イヤホンで有名ですが、出入りしていた工場がそのイヤホンの一部を製造していて、お土産にもらったKZ ZARという1DD+7BAのモデルが思ったより良かったものですから、その後もいくつか購入してみています。

オーディオ業界とか出入りしているので、中華オーディオ業界が賑わっているのは知っていますし、DACやDAPなどいくつかは所有していますが、KZのイヤホンの価格はとにかく安価です。AliExpressにオフィシャルストアがあるので日本からも買えますが多くが10,000円以下、5,000円以下の製品も沢山あります。頂いたKZ ZARは6,500-7,000円くらいで販売されています。

音質的には使っているドライバのキャラクターがそのまま出ている感じで、ZARに関してはクロスオーバー回路も入っていない感じ。情報量が多すぎてちょっと違和感があります。一部のレビューでは「解像感が高い」と言われるのも解るなぁと思いますが、自分は各ドライバがバンバン好き勝手鳴らしていて、いろんな音で溢れて洪水になっている感じ。
ちょっと違うかなと思っています。ですが、マルチBAらしく広い帯域の音をしっかり鳴らそうとしているので、音の粒が揃えばそれなりに繊細な感じもあって昨今のハイレゾ音源とは相性が良いと思います。低域側のDDも良い仕事していて、なるほど一般受けしそうです。色々と思うところありますが、価格を考えると素直に凄いなと思いました。

KZ PR1 Pro
それで、改めてWEBを見てて気になったモデルがあったので、購入したのが平面磁界型ドライバ(Planar Magnetic Driver)のイヤホン。以前にヘッドホンで試聴して、驚く程のクリア感と1ドライバユニットならではの自然な再生感が好印象でしたので、イヤホンでは中の上グレードのKZ PR3を購入。日本円で3,600円くらいでした(安!)。

早速試聴してみると、何だかもう笑ってしまうくらいクリアです。ってかボーカルの歯擦音がキツいと感じるレベル。カリッカリです。低域から高域までしっかり出ているので、エージングをしてからイヤピースなどで調整して落ち着きました。確かに一皮むけた感がするくらいのクリア感はクセになりそうです。ですが、長時間聴いていると聴き疲れます。目の前で各楽器の演奏をガンガン聴いている感じです。

KZ PRX
強烈な印象だった平面磁界型ドライバですが、懲りずにフラッグシップモデルのKZ PRXも購入。日本円で約4,300円。安価なのでホイホイ買って試せるのは嬉しいです。こちらもPR3と同じ条件にしてから聴いてみました。低域が豊かになって、PR3よりかは普通になった感じです。もちろん驚異的なクリア感は健在。

平面磁界型ドライバのイヤホン両モデルに言えることですが、パワーのあるヘッドホンアンプじゃないと本来の音質は出ない様に思えます。自分もiFi micro iDSD Signatureにバランス接続で繋いで聴ける感じに落ち着きました。

それなりのイヤホンって今までは高額で、頻繁に買えなかったのですがお試し的に買えるようになって良かったなぁと感じている最近です。

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