イタリアDUCATI社のMoto GPで活躍する4気筒L型エンジン搭載車「Desmosedici」の公道仕様である「Desmosedici RR」の写真が公開された。
やっとと言うかついにと言うか、その完成度はかなり高そうだ。現行モデルの999シリーズをベースにカウリングなどを交換してDesmosediciルックにするパーツが既に数社から発売されているが、エンジンだけはL型2気筒のままだった。
写真を見る限り、サイレンサーはDesmosedici GP6のような右カウル下部にも排気口のある4本出しではなく、これまでの999と同様に後方2本出しとなっているのが大きな違いだろう。この排気仕様だと初期型のDesmosediciを彷彿とさせる。ミラー内のウインカーやヘッドライトの処理は想像以上に上手な処理だと思う。メインカウルからタンク、シートカウルへの接続部のラインなども市販車ベースにしては奇麗な仕上がりだ。
前方から車両を見ると、4気筒エンジンのためか2気筒モデルよりもややボリューム感がありそうだ。しかし、側面などからの写真を見る限りでは、高さはそれほど無さそうなので、かなりコンパクトではないかと思われるサイズだ。
レースが好きならば、そこで活躍するマシンと同一のタイプに憧れるのは誰しもが思う訳で、このDesmosedici RRは、相当なヒットモデルになるのではと思う。同一と言わないまでも近い車両にステッカーを貼って似せることもできるが、Desmosedici RRならば、そのシルエットだけで十分にMoto GPレプリカだと認識できるだろう。
それだけに個人的にもとても気になるバイク。問題は価格帯だなぁ。たぶん200万円を越して250万円近くなるだろう。SP仕様は300万越えかな。ううむ。