実際はちょっと前の話だけれど久々の衝動買い。と、言ってもeBayでのこと。しかも金額は送料込みで数千円。
買ったのは、Carl Zeiss Jena WERRAと言うカメラ。レンズはTessar 2.8/50というご立派な構成。最初はM42マウントのレンズを買うつもりで探していたのだけれど、これを見つけたらあまりの機械的なかわいさにノックアウトされたという訳。つるんとしたシンプルなボディに対して、何重にもダイヤルが複雑に重なったレンズの組合せが面白い。
日本では初期型が人気(?)らしいが、自分が入手したのはレンズ交換のできる4世代目のWERRA 4。生産年は恐らく1957年か59年(!)と、なんと半世紀以上前のカメラ。当時は旧東ドイツのCarl Zeiss Jena社から発売されていたそうで。現物を初めて手にした時、造りの良さに唸ってしまった。絞りやシャッタースピードを可変させるリングの動きは滑らかでガタ無し。ボディの勘合もカチッとしている。どこにもヨレヨレした部分が無い! こりゃ、古いLeicaが楽しいのも頷ける。
ひととおり、掃除をしてからモノクロフィルムを装填して、現在テスト撮影中。現像が終わったらアップする予定(写っていたら(笑))しかし、目測式の感覚がまだつかめない。あんまりシビアである必要もないんだけれど…ねぇ。
素晴らしい珍品発見ですね。15年位前に、英国勤務をしていた頃にカメラ好きの同僚が骨董市で発見して嬉々としていたことを思い出します。ただ、ボディの色が茶色だったような….
色も写真のオリーブの他にブラックがあります。
ピッタリフィットの革ケースに入れてあると茶色ですね。
このカメラも古いせいか、戦争の影響を受けて別バージョンもあったりします。
ベルリンの壁ができたのが1961年で、壁ができる前は部品単位での東西混合があったようです。
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