これからの季節、だんだんと空気が澄んできて星が綺麗に見える。しかし、この時期の夜間撮影は寒い。身体を動かさないから余計に寒い。そういう時はリモコンを使って自動撮影などを行うのだが、そういうリモコンはちと高価。自分の場合は天体撮影の頻度は少ないので見送っていた。
そんな時に知ったのが、iPhoneをカメラのリモコンとして使う「ゼスティアクセサリー」のZGR-1a。カメラのレリーズ操作を実現するものでインターバル撮影も可能となる。また、iPhoneに内蔵のGPSデータをカメラ側に提供してロケーション情報の追加もできる。すなわち、「リモートコードMC-36A」とGPSユニット「GP-1」としての機能を併せ持っているものだ。
ちょうどiPhoneを最新の5に機種変更したので、iPhone 4Sをリモート用にしてみた。キット構成は専用のケーブルのみで、制御アプリはApp Storeから無料ダウンロードをする。対応するカメラはニコン製のみで、カメラに装備されているコネクタの種類によって、2種類のケーブルがリリースされているので購入する時は注意。
面白いのはケーブル自体に簡単な制御機構が入っていて、iPhoneから設定を書き込んだらiPhoneは不要となる。ただし、リアルタイムな位置情報が必要ならケーブルにiPhoneを接続したままにしておく必要がある。
これのお陰で、冬期の天体撮影が楽にできるようになりそう。あとはレンズの結露対策のみ。撮影はカメラに任せて自分はクルマの中でヌクヌクと待っていれば良いのはすばらしい。