さて、今回はPA-2をお手軽に使ってみる。PA-2には標準でボリュームコントローラーという小さなボックスが付属しており、これに一般的なポータブルオーディオ機器を接続できる。
自分の場合はiPodを接続してみた。最近はiPhoneばかり使っているので、iPodの活躍の場が減りつつある。しかし、オーディオ専用機としてのポテンシャルは未だに高い。自分の持っているiPodは容量が80GBなので音楽ライブラリの大半がこの小さな機械に詰まっている恐るべきハードウェアだ。こういうスピーカーと組み合わせることで、膨大な音楽ライブラリを高音質で再生できるマイクロオーディオシステムが簡単に構築できる。
接続するにはiPodのヘッドフォン端子でも良いが、せっかく良いスピーカーを使うのだから是非ドックを経由してもらいたい。ヘッドフォン端子から出力するよりも、ヘッドフォンの為のアンプ部など余計な回路を経由しない分音質が良いのだ。純正のドックの背面にはオーディオ専用のジャックがあるので、PA-2に付属のステレオミニケーブルを差し込むだけ、あとはボリュームコントローラーからPA-2それぞれにRCAケーブルを配線すれば完成。実に簡単だ。
聴けば実感してもらえるハズだが、ちょっとした本格オーディオ顔負けの音質で楽しめる。音楽を聴いている環境が許されるのならば、ボリュームを上げて聴いてもらいたい。高品位でパワフルなパワーアンプと、高級オーディオメーカーにも認められているスピーカーメーカーならではの音はちょっと感動できると思う。
こうなると音がでる機器に繫いでみたくなる。PA-2は防磁設計なので、テレビや手持ちのオーディオ機器やゲーム機との組み合わせでもOKだ。敷居の高そうな本格オーディオの世界、PA-2で是非試して見て欲しい。自分も楽器用にひとつ調達するつもりだ。