HDDレコーダーのリモコンの操作感が悪くなってきた。ボタンを押した後の戻りが悪いというか…戻らない。原因は汚れが隙間に詰まっているのが大半。てなわけで、さっさと分解して掃除してしまうのだ。最近の家電はリモコンに依存するというか、リモコンが無いと操作しづらくって使えたモンじゃない。
汎用のリモコンで使われているこの手のキーパッドはメンブレンスイッチで、ゴムボタンの裏側に導体であるカーボンが、プリント基板上の複数のパターンをショートさせて信号を伝えるタイプ。今回の原因はスイッチ部分ではなくてゴムボタンとリモコン筐体の中に詰まった汚れなので、ゴムボタンと外部筐体を清掃すればいい。
掃除方法は食器洗い洗剤とぬるま湯でサッサと洗ってしまう。洗った後はペーパータオルで水分を吸い取り、エアブロアで水気を吹き飛ばしてしっかりと乾燥させる。濡れたままだとリモコンの回路に影響があるから。組み立てるときは、接点部に軽く接点グリスを塗っておけば軽い操作で応答が良くなる。ただし、グリスの成分が導体のカーボンに影響を及ぼさないことを確認する。これで一丁上がり。