先日のエントリで実験したiPod用FMトランスミッタだが、使い込むにつれてやはり微妙なノイズなどが気になるようになってきた。
もちろんFMトランスミッタレベルの音質としては大満足なのだが、気になり出すと何とかしたいと思うのが、元オーディオ野郎の性なのである。
ノイズの発生源として思いつくのが、まずクルマのオルタネータからのノイズ。これが結構バカにならないのだ。以前にシガーソケットから給電した機器がサージとノイズで不具合を起こしたことがあり、波形をチェックした時に驚いたものだ。
次にiPod側のHDD動作ノイズ。iPodのHDDは常時回転していないが、回転時には若干のノイズが乗る。こうしたノイズに有効なのはコアの装着だ。今回はそれぞれの機器がノイズの発生源なので、シガーソケットとiPod側の両方にコアを取り付けた。
本当はノイズのレベルに合わせて装着したいところだが、残念ながら手持ちのコアがあまり無かったので、とりあえず同サイズの物をそれぞれ1個ずつ装着してみた。
今回コアを取り付けたFMトランスミッタは、先日テストして最も評価の高かったMONSTERブランドの「iCarPlay Wireless Plus-FM Transmitter for iPods with Dock Connection」。結果、自分でも気に入って使うようになった。ケーブルも柔らかいので1〜2重巻きでのコア装着も簡単だった。
コア装着後に聞いてみてすぐに確認できたのは「チリチリ」や「ジー…」というノイズが低減したことだ。最も気になる曲間の無音部分のノイズや静かな演奏でも、いわゆるFMラジオと遜色ないレベルだ。
期待したとおり効果的だったコア装着だが、多分他のトランスミッタでも使える技だろう。ノイズが気になる人はお試しあれ。