3GSM Worldでソニエリ新製品発表

3GSM Worldでソニエリ新製品発表13日からバルセロナで開催されている3GSM World Congressにて噂通り、SonyEricssonの新型携帯が登場した。

先日発表されたM600iと、詳細が発表されたP990iを筆頭に今度はWalkman携帯としてW950iと、ミッドレンジ3G機のK610iである。

W950iM600iとそっくりなスクエアデザインのストレート端末だ。一見するとM600iと同一サイズにも見える。それもそもはず、画面サイズは同一の2.6インチで重量も112g。外形サイズは微妙に異なりW950iは106×54×15(mm)でM600iは107×57×15(mm)と恐らくキー配列の違いによるものと思われる。

メモリーは4Gでフラッシュ。賢明な選択だと思う。USBマスストレージにも対応しているようだし、便利に使えそう。

高機能な上位機種に押されて目立たないK610iだが、このKシリーズは価格もリーズナブルでかつシンプル、小型78.2×120.9×15.5(mm)。現在のTやKシリーズの新型である。たぶん、これが3G機では一番売れるのではなかろうか。自分も普段はT630を使っているが、とても使いやすくて気に入っているモデルだ。

来月にはCeBITが開催されるので、そこで新製品群の発表かと思っていたが、予想以上に早く発表してきたのにはどうやら他のメーカーの急激な動きがあるようだ。

ここ最近では3G機が目立って多くなってきており、音楽再生機能ももはや標準と言っても良いくらいだ。日本と異なりBluetooth搭載機の多い海外機種は、プロファイルを追加してステレオオーディオに対応したA2DPやAVRCPを搭載しているのも特徴だろう。羨ましい限りだ。

au KDDIが発売したW41Tなど確かに先進的なことをトライしてはいるが、Bluetoothのプロファイル(正確にはコーデック。大体の機器はSBCを使っているが、W41Tは MPEG4に似たコーデックを採用している)をいじってしまって、他のBluetooth機器との互換性を無くしてしまうなど裾野を狭めてしまっている点には閉口してしまう。良い部分は海外を見習って欲しい。

上記の新製品もK610iを除いて全てBluetoothオーディオに対応している。今回はそれに合わせてか純正のステレオヘッドセットHBH-DS970も登場した。残念ながらイヤフォンは交換できない構造だが、カラーイメージなどは、先のWalkman携帯に統一している。一般的なBluetoothオーディオプロファイルのA2DPに対応している様なので、日本国内であればドコモのP902iでも使えるのではないだろうか?

デザインも変に目立たない形状なので自然に持てるのが良さそうだ。それに引き替えパナソニックがP902i対応品として販売しているEB-M70073の野暮ったい形状…。純粋にパナソニックが製造していないのだろうが、あれはちょっとでかすぎる。iPod shuffleが2個分はありそうなボディだし…。デザインに関してはやはりヨーロッパ勢が強いのを思い知る。

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