他社のBluetooth製品も仕入れて色々と研究するのもお仕事。
先日香港で購入した韓国Air Logic社のBluetoothヘッドフォンキットicombiの評価を行う。
基本構成としては、Bluetoothヘッドフォンとしては一般的なバックハンガータイプ(ウチの製品も同じ形ですな)。これは重量物を支えるための対策。片方には基板ユニット、反対側には電源が搭載されている。
今年の1月のMacWorld Expoでこのメーカーが出展しており、その時に担当者と話しているので、だいたいの内容は知っている。しかしその時は試作品だったため、量産品では装着感から試してみる。量産品では全体の作りがカチッとしているが、逆に装着感が悪くなった。パッドの位置が妙にハの字のため、耳に密着しないのだ。密着させるためには耳たぶにしっかりとハンガー部を引っかける必要があるが、数分で頭痛がするくらい痛くなってくる。
音を鳴らすとノイズが目立つ。ボリュームを上げるのと比例している。プーという連続したノイズなので、ロジックに何かありそう。調べたけど解決できず。ノイズの音質は結構気になる。
次に分解。モジュールは独自のもの。以前見た試作品と大きくは変わっていないようだ。ここのメーカーはモジュールだけでも結構積極的に活動している。BluetoothプロファイルはA2DPを搭載しているが、コーデックの問題か他のメーカー製ユニットとペアリングはできても音は出ない。もちろん同社どうしのユニットであれば音は出る。
それなりに良く仕上がっているのにツメがちょっと甘いようだ。やっぱりヘッドフォンとかはしっかりとしたメーカーが作らないとねぇ。我が社はちゃんと反省をして対策を練っていますぞ。ふふふふ。