便利に使っていたMicrosoft Surface Pro 2だけれど、内蔵バッテリーがほぼ死んでいて駆動時間は数分レベル。入手して8年くらいなので本体を買い換えてもいい時期なのかもしれないのですが、まだまだ十分に使えるのでバッテリーモジュールを交換することにしました。
交換用のバッテリーモジュールを上海のメーカーに注文をして1週間後に無事に到着。新しいバッテリーパックはLG製でした。最大の問題はその交換方法。ほぼ全バラが必要なのでなかなかの難易度です。
手順としてはディスプレイ面周囲をホットガンで温めて粘着材を柔らかくしながら、ディスプレイを割らないようにプラスチックヘラを使ってメリメリとベゼルからひっぺがしていきます。粘着剤との戦いの後はネジとの格闘です。50本を超える小型ネジの大きさと位置を記録しながらチマチマと外していき、ベゼルとロジックボードを外してやっとバッテリーパックとご対面。こちらはサムスン製。全然膨らんでいないし劣化感もないので、恐らくはバッテリーの保護管理などの回路が死んでいるような。
両面テープで背面ケースに乱暴に貼り付いているバッテリーパックを交換してから、元通りに組み直して仮止め状態で試運転。バッテリーパックも製造されてから数年経過しているので、長期保管による過放電を心配しましたが20%程度の残量があったので一安心。
最初はPCのパワーマネジメントが初期化されていないためか、満充電までに5時間程度掛かりました。本体にバッテリーの状態を記録するためにも一度放電作業を行い、同じく20%から再充電すると今度は1時間半程度で満充電されました。高負荷状態で5時間半くらいの稼働時間だったので、元通りになったと思われます。
仕上げにWindows 11へアップデートして完成。Surface Pro 2はサポート外ですが、レジストリエディタでCPUとTPMのチェックをバイパスするようにすればスルッとインストールできました。一時期は中古のSurface Pro 6あたりを買おうかと思っていましたが、これで当面は問題なさそう。
RSS