3月31日の23時59分59秒をもってNIFTY-Serveのパソコン通信サービスが終了となる。
自分がNIFTY-Serveのパソコン通信を始めたのはいつだっただろうか?80年末か90年初め頃の確認しないともう分からない前のこと。自分のIDは今も忘れない「KHC02704」。その頃は当時でも高価だった最新型の1,200bpsモデムで接続をしていた。
沢山のフォーラムに出入りし、その内のいくつかはサブシスなどを引き受けていた。最もハマったときはひと月の電話代が7万円になってしまったという時期もあった(苦笑)
NIFTY-Serveのパソコン通信をすることで、自分の人生のいろいろな部分に影響を与えたと思う。その時の知人・友人は今も関係があるし、これからも関係はあるだろう。
現在はmixiなどのSNSがパソコン通信に近いなどという話も聞くが、個人的には異なるものだと思う。パソコン通信はホストに接続している時間がすなわち通話(通信)料金であり、パワーユーザーは1分1秒を削るためにツールを駆使して四苦八苦していた。そんな環境の中で必要な情報を探し、情報を提供するということをやっていたのだ(くだらない与太話も沢山したが)。ソフトウェアのダウンロードだって接続時間=通話料だったから、いつもヒヤヒヤしていた。
現在のようにビジュアルが豊富で、ネットワークがつなぎ放題というぬるい環境のなかで何となくダラダラとした内容とは訳が違う。接続時間を節約するためやメンバー間と関係を深めるということで、実際に直接会うというオフラインミーティング(通称オフ、例会)というのも頻繁にあった。まじめにテーマを決めて、内容によってはその企業で打合せをしたこともある。まぁ、大半は飲み会だったけど(笑)
自分にとっては凄く有意義な時間だったと今でも思うし、そういう場を提供してくれたNIFTY-Serveのパソコン通信サービスには感謝したい。