engadget経由のネタ。
オレゴン州のポートランド州立大学で計算機科学を教えるHarry Porter氏(微妙なお名前…)が、授業で使うために製作した(らしい)自作のリレー式コンピュータ。415個のリレーがショウケースの様なケースに並んでいる姿は圧巻である。
キーボードは111個のスイッチ、ディスプレイの代わりとして350個のLEDが各部位に設置されていて、動作状況がリアルタイムに確認できる(氏のサイトにムービーがある)。
確かに昔のコンピュータってこんなのだった。コンピュータルームに入るとタンスみたいなコンピュータが立ち並び、「ジャーッ」というリレー音を鳴らしていたのを思い出す。確か、富士通の沼津工場で見たかな?
当然今のコンピュータはリレーじゃなくてトランジスタスイッチだから音なんてしないけど、基本原理は同じようなもんだ。
自分の宝物の中に、IBMのメインフレームに使われていたパーツがある。学生の時に先生からもらったものだ。左の写真は演算処理装置内に使われていたリレー。見えづらいがちゃんとIBMの刻印もある。
たった数接点のリレーだが、これで当時は数千円はしたらしい。他にディスプレイとして使われていたニキシー管のユニットとかも大切に保管してある。
ほんの数十年前だが、コンピュータの進化はもの凄いことを再認識させられる。