Xperiaワールド タッチ&トライ

Xperiaワールド タッチ&トライSony Ericssons logo

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社からの案内にて、Xperia新モデルのブロガーミーティングに参加した。

今回のメインはドコモより発売予定のXperia NXと、ドコモとauから発売予定のXperia acro HD (au:IS12S)。既に色々なメディアでかなりの露出があるので、ここでは自分なりに実機を触ってみての感想など。

Xperia NXは本国ではXperia Sとして発表されているもの。NXは日本市場向けにローカライズされたものだが、基本的にはXperia Sと同等だ。NXは同社の中でもフラッグシップモデルとして位置づけられており(本国にはXperia ionがあるが)、それ相応の性能と作り込みが特徴である。

Floathing Prism

最も目立つのが本体下部にあるFloathing Prism。透明パーツを間に挟み込んであり、ハードキーアイコンを白色LEDで照らす演出をしている。この手の透明パーツを利用した細工は初めてでは無く、海外で発売されているXperia Purenessで用いられたものに近い(Purenessは液晶ディスプレーそのものが透けて背面が見える構造)。本体下部にはバイブレータなどが搭載されており、透明パーツ部には透明電極などを用いて配線するなど手の凝った構造になっている。気になったのは、反射的に透明パーツの光る部分をタッチしてしまうため、実はその上の黒いパネル上の「■(これがホント解りづらい!)」の部分をタッチしないと反応しないことに気がつくまで暫く掛かった事。UIとしては残念な感じ。

カメラ部はソニーお得意の裏面照射型CMOSセンサー「Exmore R」を採用した1210万画素。レンズ構成を見直しF2.4と明るいので、従来よりも光量が少ないシーンにでも安定して撮影できる。また、高画素を搭載していながら、カメラ起動から撮影まで約1.5秒。撮影間隔も約0.5秒と非常に応答が良い。カメラの起動もシャッターボタンで行える。撮影されたデータは持ち帰れなかったが、テレビに表示した撮影画像はビビッドでソニーらしい感じ。昨今のXperiaのカメラはなかなか優秀なので、十分過ぎる程にコンパクトデジカメ分の働きをしてくれる。

液晶ディスプレーは4.3インチ1280×720ピクセルの高解像度HD。342ppiの高密度表示で普通に見るにはドットを認識できないくらい。これにモバイルブラビアとクリアブラックパネルの組み合わせで高コントラスト表示を実現している。これは本当にキレイだった。

オーディオ機能もソフト、ハード共にブラッシュアップされており、従来モデルよりも音量とエネルギー感、クリア感が向上していた。ちょっと良いグレードのイヤフォンやヘッドフォンを使っても十分に性能を活かせる感じ。外部スピーカー使用時に有効なxLoudも当然搭載されている。これら機能を動かすのはQualcomm MSM8260デュアルコア1.5GHzのCPU。これだけのCPUパワーがあれば余裕綽々にも思えるが、実際はやや重く感じられる部分もあった。ただし、発売までにはある程度のチューニングが施される可能性がある。

Xperia NX earphone Jack and Power SW

Scratch

細かな部分だがヘッドフォンジャックやキーパーツの作り込みが素晴らしく、このあたりはソニーらしいなと思う。筐体の表面処理はマットで指紋汚れなどが目立たないように配慮されているが、反面スクラッチや汚れが目立ちやすい。当日は1時間ちょっとのタッチアンドトライだったが、既に汚れてしまっている端末があった。特にホワイトは汚れが目立つので要注意。

Xperia acro HD (IS12S)

次にXperia acro HD。こちらは日本市場専用の端末。おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信に防水機能が加わって日本市場では死角無しとも言える仕様。ハードウェア機能としてはNXとほぼ同等の性能を持つが、acro HDの方が内蔵メモリはNXの半分の16GB。逆にバッテリ容量はNXより若干多い(NX:1700mhA, acro HD:1840mAh)。

Xperia acro HD (R:au L:docomo)

メインの機能はNXと同じなので割愛するが、最も違う筐体の造りでは持った感じはacro HDの方がややポッテリと大きく重い(ほんの僅かだが)。NXより角がない分持ちやすい印象。が、ハードウェアキーの仕上がりなどはNXの方が上。面白いのは表面処理で、docomo版はマット仕上げ、au版はクリア光沢仕上げと異なる。個人的にはau版の方が良いと思った。指紋汚れは目立つが簡単に拭き取れる。対してドコモ版はNXの時と同様に傷が付きやすい。個人的にはNXよりacro HDかな…。

この製品でソニー・エリクソン印の端末は最後とのこと。日本国内では今後ソニー・モバイル・コミュニケーションズとして切り替わるそうだ(切り替わるタイミングは未定)。あの独特のカンパニーマークはソニー・エリクソンデザインなので、恐らく今後は使われないだろう。結構好きなデザインだったんだけどなぁ…。

SmartWatchs

そうそう、別件のアイテムだが”SmartWatch MN2“も展示されていた。これはLiveView 800の後継機種に当たるものとされる。Android 2.3以上に対応したXperiaと組み合わせることで、この端末から色々なアクションが可能になる。LiveViewよりもひとまわり小ぶりになって、普通の腕時計と変わらない自然な装着感となった。日本国内での発売については未定とのこと。

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