iPod Classicの修理

iPod Classicの修理iPod_Update_2
第六世代のiPod Classic 80GB(MB147J/A)のメンテ。もうバッテリーが2時間程度しか保たなかったり、内蔵ハードディスクの音がちょっと大きくなってきて、たまにシンクロエラーになることがあったのでそろそろ寿命と判断。しかし、これで手放すのにはあまりに惜しいので、巷で良くある改良(改造)を施すことにした。考えて見れば2007年の製品。そりゃ相応に劣化するよね。

実はiPodシリーズの分解は初めて。事前に情報は持っていたのでヘラなどを入手してトライ。やってみると分かるけれど、iPodの修理は分解が9割と言われる理由がとても分かる。裏蓋を開けるまでに2時間近く格闘した…。教訓として「良い道具を揃えておくこと」これに尽きる。相当に手慣れたユーザーじゃないとテレホンカード程度ではなかなか開かないよコレは。

iPod_Update_3
やっとのことで分解したので早速バッテリーをチェック。想像通りパンパンに膨らんだいたので新品に交換。純正はすぐに入手できなかったので互換品を購入。少し容量が増えているらしい。バッテリーを接続するフレキシブルケーブル上に内蔵スピーカー取り付けられているのだけど、ハンダが外れていたので再度ハンダ付け。でもこれ、操作時にクリック音を出すだけだけどね。

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元々内蔵されていた1.8インチハードディスクは不要なので除去。代わりにCFカードスロットを増設するための変換ボードを入手し、そこにはCFカードアダプタとSDカードを組合せたものを接続した。このiPodだと容量上限が128GBらしいので、SDカードは128GBを選択。仮組みをしてから通電をして、認識されることをチェックしてから裏蓋を閉じる。

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現行品のSDということもあって、応答速度がなかなか速い。今まで聞こえていたHDDの音も無くなって取扱いについてもラフにできるようになった。しかも、バッテリーの保ちが恐ろしく良い。ザックリと連続稼働時間を計ってみたが、50%のボリュームで50時間以上は動いていた様だ。これで当面は使えるので安心だ。改めて良いイヤモニで聴くとiPodの音って良いんだなぁと再発見している。

   

 

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iPod Classicの修理 への5件のフィードバック

  1. JUN OKAWARA のコメント:

    古くの記事にコメント失礼いたします。
    twitterでも質問したのですが、バッテリーを接続するフレキシブルケーブル上に内蔵スピーカー取り付けられているのだけどとありますが、どの部分がそこにあたるのでしょうか?
    実はロジックボードが正常に動きますが、クリック音だけがしなくなってしまっているのです。
    ご指導していただければと思います。
    よろしくお願いいたします。

  2. ShimoKen のコメント:

    コメントありがとうございます。
    スピーカーが着いている場所はイヤホンジャックユニットの直下のスペースです。具体的にはフレキシブルケーブル上の「LS1」とシルク印刷がされている部分になります。大体がハンダクラックで接触不良になっているだけかので、ハンダごてでハンダ付け部を再タッチをしたり、することで直ります。完全にスピーカーユニットが外れてしまっていることもあります。その場合も同じ用にハンダ付けすることで改善できます。

    スピーカーユニット付近の写真です。

    https://www.flickr.com/photos/shimoken/23878453480/in/photostream/
    https://www.flickr.com/photos/shimoken/24091472691/in/photostream/

  3. JUN OKAWARA のコメント:

    ありがとうございます!!
    まさかこんなに早くお返事くれるとは!!
    イヤホンジャックから出ているとは思いませんでした。

    イヤホンジャックユニットそのものを交換したら見事にカリカリ音の復活です。

    本当にありがとうございました。

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