ウルトラマウスをワイヤレス化

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週刊アスキー No.911 1/29増刊号付録のウルトラマウスをワイヤレス化した。

簡単な思いつきで始めたのは良いが、想像以上に大変な作業だった…。

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付録な訳だから、ワイヤードなのは当たり前であって、でもどうせならワイヤレスが嬉しいのであって、んじゃやるか!と始めたのだけれど、回路をゼロから起こすのはとても面倒なので、既製品のボードを組み込んでしまおうと考えた。外観サイズで最も近いものはSMK社のウルトラミニマウスだった。名前も似ているし(笑)

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入手していきなりバラして基板をチェック。うむり。思った通り基板サイズはほぼ同じ。これなら何とかなりそうと判断。さらに先の作業に進む。

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難関なのはセンサー部の移動。極小のパッケージで構成されているので、これをメイン基板から丁寧に外してケーブルで別体化した。センサーのレンズは簡単に外れてしまうので、工業用の強力な両面テープで固定してしまった。

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ウルトラマウス側に入っている基板モジュールはそのまま流用。とはいえ、内部スペースを少しでも確保するために不要な部分は全部切り落とした。左クリック側のスイッチは、後付けの基板と干渉するので、スイッチの取付位置をずらして再固定するという涙ぐましい加工が施されていたりする。下が加工後の基板モジュール。

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ウルトラマウスのスイッチ基板からスイッチとエンコーダの配線を引き出す。写真では分かりづらいが、ケース内側の突起類は全て切り落としてある。スイッチボタンも接着材を使った固定方法に変更して内部スペースを確保している。

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SMKウルトラミニマウスの基板モジュールを組み込んだ状態。センサやらスイッチの配線でとぐろを巻いている。実はこの状態で内部スペースが一杯。なので、メインバッテリは最初に付いていたリチウムイオンポリマー充電池を組み込むことができなかった。代わりにより小型のリチウムボタン電池を内蔵した。結果、駆動時間は30分程度にまで低下してしまった。あと部品不足により、まだ充電ポートを設置できていない。これは元々あったケーブル引き出し口を流用しようと考えている。他はメインスイッチとペアリング用のスイッチホールを別に準備する必要がある。

課題はあるけれど、部品さえ揃えば完全に完成できそう。あぁ、大変だった…。

※本エントリは改造を促す物ではありませんし、実際に行って発生した不具合に関して、当方は一切の責を負いません
※本エントリの改造手法についてお問い合わせ頂いても、対応は一切行いません
※認証を得ている弱電波機器とは言え、該当する製品から取り外して換装しているため、国内で使用するには電波法違反となる可能性があります

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