コーヒーメーカーの修理

コーヒーメーカーの修理bodum Santos repair #1

結構前から愛用しているボダム社のコーヒーメーカー「サントス」が壊れた。

このコーヒーメーカーを使い始めてから、何度もこのトラブルに見舞われているのだが、大体1年とちょっとくらいでこの現象が起きる。原因には2種類あって、ひとつは発熱面の汚れによるヒーターの負荷増で焼き切れるというもの。もうひとつは、温度管理用のサーモスタット部の汚れ。前者は水が全く温まらないのに対して、後者は僅かに水が温かくなることで判別できる。

問題はこのコーヒーメーカーは生産を完了しており、リペアパーツの入手も難しい状態ということ。今回は水が暖まることから、サーモスタット部の汚れと考えて自分で修理することにした。

bodum Santos repair #2

このコーヒーメーカーでは、バイメタルを使って温度管理をしている。接点は物理的に接触を行うので接触時には僅かにスパークする。そのため周囲はススで汚れる。これが蓄積すると接触が悪くなるのだ。写真では既にススを拭き取って、超微粒子の研磨剤を使って端子を磨き上げた後。仕上げに接点復活剤を塗布して錆びと汚れ防止の処理を施しておく。

bodum Santos repair #3

バイメタルを組み込んだ状態。大きいバイメタルなら頻繁に接触不良にはならないが、これは小さいため汚れに負けやすいのかな?と思う。熱源は左下にあるヒーターから受けている。今度壊れたらサーミスタ方式に改造するかな?

bodum Santos repair #4

元通りに組み立てて通電すると、ポット内の水はあっと言う間にガラガラと音を立てて加熱が始まる。これが本来の状態。

bodum Santos repair #5

サイフォン式なので、水が沸騰すると蒸気圧で上側にある器でコーヒーを煮る。そして、数分でポットのお湯が冷えるために器側へ吸い戻される仕組み。ドリップ式よりも濃く、香りが強いコーヒーがお好きな方にはお薦め。豆の消費量も1/3で済むのもポイント。これでしばらくの間は安泰だろう。

カテゴリー: 自作/日曜大工, 食/食材 タグ: , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください