自分の場合だけど、カメラを持ち出す前にすることがある。って、特別な事じゃ無いけれど。
カメラは精密部品ではあるけれど、普段使うカメラは特別過保護にはしないしそれに追従できない道具は使いたくない。GR DIGITALシリーズはマグネシウム製のボディなので、ちょっとやそっとではガタが来ない強固な造りだ。しかし、カメラの命である入力のレンズや確認のための出力である液晶モニタの表面に気をつけるのは当然至極。ここさえちゃんとやっておけば後はガンガン使うのみ。
具体的な対策は保護フィルムを貼ること。昨今は色々な表面処理のフィルムが発売されているので、自分の好みに合ったものを選べば良い。自分の場合は折角の123万ドットの高精細ディスプレイなので光沢タイプにした。これならスッキリ画像を見られる。外での反射が気になるのであればノングレアタイプを使う。フィルムは消耗品なので傷が付いたり曇ったら貼り替える。
次はケースに入れる場合。一応純正のソフトカバーもなかなか良い出来なので使っている。新品時はかなりキツめだけど、使い込んでくると柔らかくなってカメラの形状に馴染んでくる。なので、このケースの場合はカメラをケースに入れる向きは決めておきたい。内側もしっかり作ってあるので、ケースに困ったと相談を受けたらまずはコレとお薦めしている。
ケースに入れずにカメラ本体をむき出しでポケットやカバンにそのまま放り込んでしまう場合は、メタルレンズキャップがお薦め。これはノーマルのリングを外して付け替えるもの。レンズキャップ側には電気接点が組み込まれていて、本体の電気接点に作用することで、キャップ装着中は電源スイッチが入らなくなる。これによりちょっとした拍子に電源スイッチが勝手に入ってしまい、肝心の撮影時にカメラを取り出したらバッテリがダウンしてた…という悲しいトラブルを回避できる。また、レンズ内にホコリが入りにくくなるというメリットもある。難点は撮影時にレンズカバーを外す必要があり、速写性が落ちると言ったところか…。