drikinさんから、新しいiPadアプリケーションのお試し依頼という、ありがたい申し出があったので我がiPad 3Gにインストールをして使ってみた。
dPadはiPad向けのBlogエディタで、HTMLがある程度は解っているユーザーをターゲットにしている。実はここがポイントで、そういうユーザーは、まどろこしいブログツールなどを使わずにサクサクと記事を投稿したいのだ。万人向けではないけれど、dPadのコンセプトが解る人には充分にハマるはず。
dPadを起動すると画面は真っ白。まずはここからしてユーザーを選んでいるかもしれない(笑) 無駄な物がないから何をすべきか解っていないと、ここで終わってしまうはず。”親切なサポートなど必要ない。さっさと書きたい”と、いうブロガーの欲求を満たすためのシンプルなもの。画面を良く見れば左側にFlickrやYouTube、amazonなどのアイコンが並んでいる。
これは、ブログの記事を作成するのに必要な素材をすぐに呼び出して切り出すためのもの。通常はFlickrのページを開いてに保管された目的の写真から、リンク情報を開いてリンクをブログのエディタへコピー&ペーストをする…という面倒な作業が発生するのだが、dPadではFlickr内の目的の写真を開けば決められているサイズを呼び出して、ワンタッチで必要な写真を希望するサイズでHTML文にしてエディタに書き出してくれる。沢山のウインドウを開いて作業する手間は皆無だ。
まるでスタンプを押すような感覚で、どんどんHTML文が書き込まれていくのはとても楽。この作業、YouTubeも同様で希望する形態で記事にHTML文を貼り付けてくれる。当然だけど、普段からFlickrやYouTubeを使っているユーザーが対象ということになる。
amazonもHTML文を書き出すことができるが、それはアフィリエイトのため。このあたりに対応しているのも使い慣れたブロガーに向けてのものだろう。全ての編集作業が終わったら、あらかじめdPad内に設定した自分のブログの管理画面に移動し、新規記事のページを開いてdPadで作成した記事の内容をペーストして登録すれば終わりだ。
普段PCで行っている作業をiPadだけサクサクとできるのが心地良い。外付けキーボードとしてiPad Keyboard Dockや市販のキーボードを使えば効率は格段にアップし、iPadだけでブログの更新作業が完結できる。
デジカメからFlickrへのアップロードに関しては、Eye-Fiなどのハードウェアを使えば撮影後に自動的にFlickr…という流れで簡素化できるので、ブログの投稿作業の面倒くささから一気に開放されそうだ。これだけでiPadの存在価値が上がりそう。iPadの画面が見やすいスタンドと、外付けキーボードは必須。事実、dPadはブロガーツールとしてじわじわと人気が上がっているらしい。
dPad HTML EditorをiTunesでチェックする。
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